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アニマルポリスを全国に誕生させよう

活動レポート

アニマルポリスとは?

2021.07.19

アニマルポリス記事1
目次

AWGsでは、各都道府県に動物虐待を通報する「アニマルポリス」の設置をテーマの一つに掲げています。動物虐待かもしれないと感じた時に、すぐに連絡する場所があれば今よりも多くの動物の命を救うことができると考えています。まずは、アニマルポリスとはどんなものかを知ってもらうきっかけに、ぜひご一読ください。

そもそもアニマルポリスとは?

動物殺傷や遺棄、ネグレクトといった動物虐待について対応する専門機関のことです。アニマルポリスを設置することによって、市民が虐待に気づいた時に迷わずアクションを起こせること、警察事案なのか保護センター事案なのかなどを適切に判断し、たらい回しにならずに通報できることなどのメリットがあります。また、対応が早ければ早いほど動物の命を救うことができる可能性が上がります。

主な機能:

1.通報・・・動物虐待、飼育放棄などを市民が通報できる

2.保護・・・虐待等の現場に脚を運び、問題のある飼い主を注意教育し、被害動物を保護する

3.広報・・・動物虐待は犯罪であることを市民に知らせる

主な目的:

 1.劣悪な飼育現場からの犬猫をレスキューする

 2.劣悪な繁殖現場からの犬猫をレスキューする

現在、日本で動物虐待を発見した場合に取るべき対応は?

下記、環境省の動物愛護管理室の文章にあるように警察か地方自治体のどちらかに連絡することと定められています。環境省のHPには各自治体の連絡先も掲載があります。

ただ、動物虐待は頻発しているものではないので、発見した行為が虐待なのか、虐待のおそれがあるものなのか判断がつきにくいこと、地方自治体のどの部署に連絡していいかとっさに判断するのは難しいかもしれないという印象でした。せっかく虐待を発見したにもかかわらず、行政に連絡をやめてしまうことは一番避けたいところです。

動物の虐待等を発見したときは、発見場所の地方自治体(都道府県・指定都市・中核市)の連絡先もしくは警察(緊急時には110番)に相談または通報してください。虐待の確証が得られない場合であって、そのおそれがある場合については地方自治体にご相談ください。

参照環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室HPより

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/3_contact/reportcruelty/

日本の動物虐待検挙数は?

警察庁の検挙は年々増えています。一方で、警察が介入していない、もしくは、するほどでもない虐待等の案件もまだまだ多いと予想されます。ここに該当しないものは、地方自治体の管轄ということになります。

参照:警察庁「令和2年における 生活経済事犯の検挙状況等について」レポート

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/seikeikan/R02_seikatsukeizaijihan.pdf

わかりやすく対応している自治体の紹介

大阪アニマルポリス(大阪府・行政直轄)

・虐待の早期発見につなげる行政による専門機関「アニマルポリス」の開設

・動物の悲鳴などを聞いたら、すぐ電話

  共通ダイヤル「#7122」(悩んだら・わん・にゃん・にゃん)

  ※大阪府内からのみ電話が可能

・対応窓口が対応し、その後、区役所、動物愛護相談室、警察に転送される。調査や指導が行われる

こちらの図は大阪市のフロー。アニマルポリスで受けた電話が適切な部署に仕組みが作られている。

https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000481455.html

兵庫県警アニマルポリス・ホットライン(警察直轄)

 ・動物愛護の観点に加えて、警察として重要凶悪事件の前兆事案としても捉えている

 ・動物愛護関連の法令に詳しい警察官が電話対応する

 ・虐待に気づいたらこちらの電話番号に電話

   「アニマルポリス・ホットライン」078-371-8974(みないちばんにぎゃくたいなし)

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/sodan/animal/index.htm

まとめ

そもそも連絡しにくい、そして連絡先が見つかりづらい動物虐待などの案件。迅速な連絡が動物の命を救うことは間違いありません。AWGsでは各都道府県に「アニマルポリス」を設置することで、一匹でも多くの動物の命を救いたいと考えています。もし賛同いただけるなら、アニマルポリスのアンケートにご回答ください!

※掲載の文章・写真はアニマル・ドネーションが許可を得て掲載しております。無断転載はお控えください。

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虐待死をゼロに

劣悪な飼育現場や繁殖所からレスキューされる犬・猫のニュースを耳にすることが増えています。虐待相談窓口は全国にありますが、どこに連絡したらいいか分からないことが多いのが現状です。世の中の虐待をもれなく取り締まり、速やかに解消する仕組みづくりを支援していきます。

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