
ニュージーランド:羊の「臀部」の切断禁止 -ミュールシング-


ニュージーランドではミュールシングと呼ばれる無麻酔下での羊の臀部周辺の肉やしわの切り取りを法律で禁止しています。
多くの羊毛を採取するために改良された種では全身の皮膚に深いしわがあり、特に臀部付近のしわに糞尿がたまりやすいです。それにより臀部付近ではうじなどの虫が繁殖しやすいため、それらを予防するためにミュールシングを慣習として行っていました。予防的な措置である反面、ニュージーランドではその残虐性や動物愛護の観点から現在では法律上禁止されています。
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ミュールシングという言葉を知る前までは、ウールはただ羊の毛を刈って材料にしているので羊は特段苦しんでいないと考えていました。しかしながら、ミュールシングという言葉を知ってからは、ウールがどこの産地なのか気になってしまうようになってしまいました。
2024/10/12 更新
