雨の日の出会いから

To:ゆず

From:ゆう

ゆずとの出会いは雨の日。 もう6年も前なんだね。 近所に響き渡るほど大きな声で鳴いていたけれど、私が植え込みで見つけたのは生後1ヶ月も経たない小さな子猫。 すっかり体が冷えていて、助からないかと思ったけれど、動物病院ですぐに元気になってくれたね。 獣医さんが「この子はとても性格が良い猫ですよ。飼ったらきっと幸せになりますよ」と仰ったのだけれど、まだ飼う覚悟も家族への相談もできていなかった私は戸惑うばかり。 でも獣医さんの言葉は正しかった! 我が家の子になってから毎日、その愛くるしい姿でみんなを楽しませてくれ、毎晩、私のベッドで一緒に寝て、癒してくれるね。 悲しい事があってベッドで泣いた日も、ゆずの背中を撫でているうちに、心穏やかになり、いつしか眠りに落ちていたね。 ゆずを助けたつもりでいたけれど、本当に助けられたのは私の方だよ。 本当にありがとう。大好き!! 雨の中を小さな体で生き抜いたあの生命力で、これからも元気で長生きしてね。