思い出
To:りん
From:吉崎綾華

病気なのにネグレクトされてて、あまりにもひどい状態のトイプードルの女の子、りんを引き取りました。 乳腺腫瘍の自戒。肺への転移。 末期ガンでした。 引き取ってたったの1ヶ月。 りんが旅立ちました。 その1ヶ月の思い出は私の中で宝物です。 初めて会った時、すぐに甘えてくれたこと。 苦しいはずなのに仕事から帰った私を父の制止を振り切って走って来たこと。 病院のイケメン先生に甘えて診察台で撫でられたら寝てしまったこと。 夜寝る時はいつも私のお腹を枕にしてたこと。 鏡に写る自分に興味津々だったこと。 私の姿が見えなくなるとクンクン寂しく泣いていたこと。 ドライブに行って車で爆睡してたこと。 手作りご飯をパクパク食べてくれたこと。 1度だけ夜中に遠吠えしてたこと。 お散歩に行くと可愛いね!ってたくさん言われてた事。 りんにお友達が出来たこと。 最期のとき。 お風呂に入ってた私を探してくれていた痕跡があったこと。 何もかもが素敵な思い出です。 1ヶ月という短い時間だったけど、りんと過ごしたこと絶対に忘れません。 ありがとう。りん…。 また向こうの世界で会おうね!