夢を叶えてくれた宝物
To:白福
From:まいき

小さい頃飼っていた犬。名前はマグロ。私がつけた。小さな私にコリー犬のマグロは大きくて、いつも遊ぼー!ってのしかかってくるマグロに押し潰されてコンクリートに肘をつき怪我をしてたので触るのが怖かったんだけど、でも遠くから聞こえてくる音楽の授業の音に合わせて歌うマグロが大好きだった。 ある日突然、保健所に連れていかれたマグロ。大人の事情だったけど、救えない自分にとっても腹が立って、マグロに申し訳なくて、歯がゆくて、消え行く命を思うと苦しくて…その気持ちを忘れられないまま大人になった私。 だから、自分で家を借りたら動物と暮らしたい。保健所からや、行き場のなくなった子を迎えて。マグロの分も…そう思ってた。 結婚した後、動物と住める家を借りたいといった私のために家を探してくれた主人。 知り合いが、「知り合いのブリーダーが売れない子猫がいる」と言ってるよって情報をもらってきてくれて、思ってた形とはちょっと違ったけど、猫を迎えることになった。 名前は白福。ブリーダーさんのとこからきたからパパママの名前を一文字ずつもらった。 この子を護って生きていく。幼かった自分には護れなかったマグロの分まで、この子には幸せになってもらいたい。 温かなぬくもりを感じる度に幸せをくれる。1人で泣く私を心配して手を添えてくれたり、本を読む私の足元に寄り添ってくれたり。たまにフンッてするしぐさもかわいい。マグロが保健所に連れていかれて以来、自分の手で、力で相棒を護っていきたいと思っていた夢を叶えさせてくれている。 遊ぼー!ってのしかかってきたマグロを忘れない日はない。身代わりなんかじゃなくて、この子を大切に護っていこうって思うけれど、パートナーとして、どう向き合っていくか私のスタイルを形作っているのはマグロ。 白福。いつも私の心を溶かしてかれてありがとう。幸せなにゃん生だったと思ってもらえるように、一瞬一瞬を大切にしていくよ。夜中に猫じゃらし持ってきてくれても頑張って起きるよ!笑 これからも宜しくね。大好き!