プーマル。忘れないよ

To:プーマル

From:pukuma.y

プーマルが亡くなって もう10年。。 白血病が発覚して、 わずか1ヶ月でしたね。 食欲がないなぁ。。と 軽い気持ちで病院へ行ったのが 月曜日。。。 「プーマルちゃんには、若い赤血球がひとつもありません。緊急輸血をします。このままだと水曜日には亡くなってしまいますよ」 突然の宣告でした。 涙が溢れて止まらない私を、 待合室の方々が 慰めてくれました。 . 毎日、点滴。 必要があれば輸血の日々。 仕事しながら、家族と連携し、 綱渡りの日々でした。 . 食欲も出て来て、 数値も安定して、 このまま奇跡でも起きるん じゃないの?と 思っていた矢先、 フラフラとプーマルが 倒れました。 右へ右へ倒れて行きます。 動けなくなったら、 どうしよう。。 置いて行けない。。 でも、昼間はなんとか 動けるようでした。 しばらく安定していましたが、 今度は、急にひきつけました。 度々、吐くようになりました。 部屋中にシートを 敷き詰め、 夜は私が抱いて寝ました。 プーマルは、 眠れないのかごそごそしては、 吐きます。 最期の一週間は 闘いの日々でした。 それでも、庭に出たがるので、 夜中も支えながら、 おしっこをさせたりしました。 . 最期の日 私は添い寝しながら プーマルを撫でていました。 もう彼は動けなくなっていました。 私のことも、わからないようでした。 . それでもなお、 私はプーマルが死ぬなんて 思えませんでした。 . パクパクと口を動かしたので、 吐きたいの?と 身体を支えました。 舌がダラッと下がりました。 お水で口を湿らせてあげました。 . 吐こうとして、いきんだあと、 鼓動が小さくなったような 気がしました。 プーマル? だんだん、鼓動が弱くなります。 プーマル? それが最期でした。 そっと目を閉じてやりました。 . 家族に知らせました。 パパは飛び起きました。 娘たちは声をあげて泣きながら、 降りてきました。 皆で泣きました。 皆でお水で口を湿らせてあげました。 キレイなお顔でした。 . 誰もいない時に旅立つのだけは、 避けたかった私の気持ちを汲んで、 皆のいるときに 旅立ってくれたプーマル。 最期まで、ホントに お利口でした。 優しい優しい目をしたプーマル。 ずっとずっと 大好きだよ。 ありがとう。