おはぎさん
To:おはぎ
From:ヨーヘー

ウチは4人家族。子供は男女で2人とも小学生で家族全員が猫好き。 16歳の老猫を飼っているけど祭りの時に仔猫の譲渡会で仔猫を見てから「仔猫欲しい!」とずっと言っていた。ウチの嫁は喫煙者でマンションのベランダでタバコを吸ってるけどある夜、確か23時頃だったと思う「ねぇ、ちょっと来て!」と嫁 ベランダに出ると明らかに仔猫の声と思われる鳴き声。2人で外に出るとたまに聞こえる鳴き声はどうやら隣の家の車かららしい。車の下に入り「ニャー」と言ってみると「ニャン!」と怒った様に返事がある。困った…他人の車だし…と思った矢先、その家の主人が出てきた。寝転がって懐中電灯を持ってるコッチは明らかに不審者。今から娘を駅まで迎えに行くから車を使うとのこと。事情を話すと「ならもう一台の車で行くから!」とエンジンルームを開けてくれたので遂に堂々と保護作戦再開。30分くらい格闘の末、無事保護。念願の仔猫はこうしてウチに突然やってきた。 病院で生後1ヶ月程度のメス猫で健康。虫もついていないとの事で一安心。子供大喜びで会う人会う人に「ウチに仔猫がやってきた!」と言っているらしく知り合いに会うと「何?猫飼ったの?」と聞かれる。 名前は“おはぎ”にした。 (ウチは実家で飼ってる猫から代々食べ物の名前) 譲渡会で仔猫欲しい!と家族が騒ぎ出してから1週間。 ウチが猫好きじゃなかったら… 嫁があの夜タバコを吸ってなかったら… 隣の家の人がもう少し早く娘さんを迎えに行ってたら… とか色々考えると全く信じてないけど神様っているの?って思ってしまったおはぎとの出会いの話