ありがとうララ

To:ララ

From:アルママ

ララちゃん、また会えるのはいつかな? 小さい時からずっと犬と暮らしてみたかった私が、犬と暮らすことなったのは21歳の時。 実家で暮らしていたのに、夜遊びし放題で家に寄り付かなかった私の代わりに両親の元にやって来たラブラドールレトリーバーのララ。 ララが家に来てからはリビングにみんなが集まって過ごすようになったね。 私も夜遊びをやめて、平日は仕事が終わったらまっすぐ家に帰ってララの散歩。 休みの日は両親と大きな公園や森に行って、みんなで過ごしたね。 でも家に来て1週間で命に関わる病気にかかってるとわかり、近所の病院では「きっとすぐに死ぬから」と検査もしてもらえなった。 初めて我が家に来た犬なのに、まだこんなに小さいのに… 次の日、探した病院に藁をもすがる思いで行ってみた。その病院の先生は「危険な状態ではあるけど、手を尽くして治療してみます。」と言ってくれた。 先生は言葉通り手を尽くしてくれて、ララもそれに答えてくれたね。 今でも先生からは「あの時ララちゃんが助かったのは、家族のどうしても助けてあげたいと強く願う執念のおかげだ」と言われるよ。 ララは犬を初めて飼う私たちに、病気を通して色々と教えてくれたんだと思う。 ララのおかげで犬のことをたくさん勉強できたし、ララのことを可愛がってくれた彼とも結婚した。 私は今2頭の犬と暮らしてるよ。 たくさんの犬友達にも出会えて毎日が幸せ。 ララがいなかったら、犬との暮らしがこんなにも豊かなものだと気付かなかっただろうし、今のこの幸せもなかったんだよね。 ララちゃん本当にありがとう。 またいつかあなたに会えるのを楽しみに待ってるよ。