天国のプリ美へ

To:プリ美

From:D

うちに来てくれるまで酷い環境に耐えて一生懸命生きてきてくれてありがとう。
棄てられてしまって本当に怖かったと思うけど、それでもプリ美は頑張って生きていてくれたから俺達は出逢うことが出来ました。
うちに来てくれて、ご飯はすぐに食べてくれたからそれは安心だったけど、うちに慣れていってくれるのは少しずつプリ美のペースだったよね。
ゆっくり散歩出来るようになっていって、だんだん甘いものが好きになっていって、少しだけだったけど…ワガママな顔もほんのちょっとだけ見せてくれましたね。
体重も毛量も増えていって、どんどん可愛くなっていくプリ美が俺達は大好きだったよ。


愛護センターで一番の怖がりだったプリ美はなかなか震えが止まらなくなる時もあったけど、それはプリ美が「生きたい」って思ってくれていたからだと思います。
そんなプリ美を最期は看取ってあげることも出来ずに病院で迎えさせてしまいました。
プリ美がわが家で過ごすことが出来た5年半…
そのうち本当にわんこらしい、プリ美の素顔を見せてくれるようになったのは最後の1年くらいしか無かったと思います。
もっと長く一緒にいれると願って、プリ美はまた頑張って元気になって帰って来てくれると信じて入院させてしまったけど…
プリ美はもうお別れになるとわかっていても、帰ってきたかったのかもしれないね。
最期に辛い想いをさせてしまってごめんね…プリ美。


初めて走った時のプリ美の不器用な走り方も、リンゴが欲しくて「ちょうだい!」って吠えた時のプリ美の顔もずっと覚えているよ。
いつも思い出すのはわんこらしさを取り戻して楽しそうな表情を見せてくれているプリ美の可愛い顔だよ。
もし、こんな飼い主で良かったら、俺達はまたプリ美に逢いたいです。
今でもプリ美が大好きだったご飯とおやつを用意して待ってるよ。
今度は俺達がプリ美って気付かないほどワガママなお嬢ちゃんになってもう一度逢いに来てほしいです。
いつも一緒だって思って、いつまでも待ってるよ。
ずっとずっと大好きなプリ美を待っているからね。
今度はもっともっといっぱい幸せになろうね。