21年、おつかれさま

To:しん

From:とも

初めて会ったときは足もおぼつかないような赤ちゃんだったのに、会うたびに子供になり、お兄さんになり、おじいさんになっていった。でも、私にとってはずっと、弟みたいなかわいい子でした。若い頃は会うたびに私にフーシャーいっていたけど、年を重ねてからは私の腕枕で寝てくれることもあった。艶のある黒い身体に、白い毛が混じるのもかわいかった。時間の流れを豊かに感じさせてくれた猫でした。21年間もがんばって生きてくれて、人間は幸せな思いをさせてもらいました。