虹の橋のちゅら様

To:ちゅら

From:真里子より

ちゅらへ。こちらはすっかり寒くなったけどそちらはどんな感じですか? あなたが虹の橋へ旅立ってからもうすぐ1ヶ月ですね。こんなに長い間、あなたと離れた事はないので本当に不思議な感じです。 もともと悪かった心臓に加えて昨年末には腎臓も悪くなり、余命3ヶ月宣言をされてから約七ヶ月。今思えばそれは宝物のような時間でした。 私が毎年楽しみにしている雪解けの後の春の散歩を叶えてくれてありがとう。 庭で日向ぼっこしながらのお昼寝タイム。ゆったりした時間をありがとう。 大好きだった家族みんなでのドライブ。久しぶりの遠出楽しかったね! 兄ちゃんがゲームやり過ぎたときにさっとテレビの間に割って入って気づかせてくれたね。 夜、トイレに一人で行けない下の子に付き添って一緒に行ってくれたね。 立てなくなってからも、家族が出掛けるときは必死に立ち上がって見送ろうとしてた姿、忘れないよ。 そして最後の時にいつもよりいっぱい尻尾をふってくれてありがとう。 毎日のお薬と一日おきの点滴と、夜中に不安になるのか何回も起きたりして。お世話してたときは大変だなーと思ってたけど、今思えばあの時間は本当に幸せな時間でした。 あなたの事を思い出すと、やっぱりまだ泣いちゃうけど、みんなでがんばるからね。 すっかり居なくなると寂しいから、たまには気配を感じさせてね。この間足音聞かせてくれたでしょ?とっても嬉しかったよ。 私たちの家族になってくれて本当にありがとう。ずっと大好きだよ。