片腕のチャー

To:チャー

From:taeko

ある日突然、我が家に現れたチャー。 右前足を引きずりながら歩いていました。 よく見ると交通事故に遭ったのか傷があり、このままでは死んでしまうと、保護し病院へ。 壊死寸前だった右前足は切断となりました。 退院後、自然と我が家の家族となり、自由奔放に暮らしていました。 最後は猫エイズにかかり、入院させていましたが病院の先生からは『連れて帰るなら今よ。』と、もう先が長くない事を感じ、自宅で看病をする事に。 嫌がる薬との闘い。大変でした。 一日でも長く生きていて欲しい。その気持ちだけで必死でした。 でも、今思うと早く楽にさせてあげた方が良かったのかなと思ったりもしています。 それから約2か月後、旅立ちました。 現れた当時、首には首輪のあとがうっすらとありました。 どこかで飼われていたんだと思います。 迷ってしまったのか理由はわかりませんが、縁あってチャーと出逢えて幸せでした。