最後までいい子でした

To:ハチタロー

From:Gohamike

2006年戌年生まれのゴールデンです。子供のころに分かった股関節形成不全で獣医さんからあまり長生きしないと言われていた割には大きな病気もせずに13歳になることができました。もしかしたらこのまま成人式まで行っちゃう?みたいな期待をしていました。雪が大好きだったので体調をみて白馬に行きました。家ではあまり自分から食べようとしていなかったのに旅先では自分でご飯を食べて雪の上を喜んで歩いたりにおいをかいだり楽しんでくれました。車が大好きでお出かけをすると笑顔になるので機会あるごとにドライブがてらのお散歩をしました。また桜の季節一緒に迎えられて喜んだのもつかの間でした。下痢や食欲不振が続いて検査をすると悪性リンパ腫がみつかりました。まさかの余命宣告です。もう、ずっと一緒にいるしかない!できる限りのことをしながら、でも、彼のストレスになるようなことはせずに一緒に乗り越えようと思いました。私はパート社員なので仕事に未練はなく職場に愛犬の「抗ガン治療が始まって、後悔したくないから仕事を辞めたい。」と申し出ました。とりあえず有給がいっぱいあるから様子を見てということでしばらく休みをもらいました。そうこうしているうちに巷ではコロナが猛威を振るい始め、私の職場も休業となりました。亡くなる2日前まで自分の足で歩いてお散歩をしました。補助道具やカートのお世話にもなりましたが。朝のお散歩の支度をしている時に今まで見たこともないような血便の下痢をしてそれから寝たきりになりました。それから丸二日家族4人で付きっ切りで看病して見送りました。コロナの休業のおかげで仕事を辞めることもなくすみました。亡くなる時までちゃんと家族の迷惑にならない時を選んで虹の橋を渡っていったとしか思えません。うちに来てくれて本当にありがとう、感謝の気持ちでいっぱいです。朝4時ちょうどに息を引き取ったのもしあわせの”し”で4時だったと勝手に解釈している飼い主です。またいつの日か生まれ変わってうちに来てくれるのをくびをながくしてまっています。