大好きアトムくん❤️

To:アトム

From:もりりん

アトムは東北大震災の翌月、2011年4月17日(獣医さん推定)に静岡県熱海市のマンションに住み着いていた外猫の黒猫ママさんのもとに産まれました。 しかし、アトムは産後まもなく目が開くか開かないかくらいの雨の日に妹のゆきちゃんと一緒におきざりにされてしまいます。 その様子を見ていた友人が、しばらく黒猫ママさんが帰ってくるかと見守っていたそうですが、黒猫ママさんは雨で匂いが消されたのか戻ってくることはなく、残された2匹は友人に保護されることになりました。 その頃、我が家では先住猫(にゃぽさん)のお留守番の時間が長くなったので、遊び相手を探しはじめたのですが、東北大震災が起き探すのを中断していました。 そんな時にたまたま熱海に用事で出かけたところ、タイミングよくお友達から「子猫を保護しているんだけど飼ってくれる人いないかな?」とメールが届き、その日のうちに会いに行くことになりました。 その子猫の男の子がアトムでした。 初めて会ったアトムは可愛いというよりは歌舞伎役者のような綺麗な猫ちゃんでした。 正直言うと先住猫さんがキジトラだったので、2匹目はキジトラ柄の長毛さんを探していた関係もあり、びびびっとはこなかったのですが、これも何かのご縁ということでアトムを迎えることになりました。 初めて我が家へやってきたアトムは初対面の先住猫にゃぽさんに思いっきり「シャー」という歓迎を受けたものの、にゃぽさんをお母さんの様に思ったのか、怒られようが蹴られようが積極的につきまとい、時にはにゃぽさんのオッパイに吸い付こうとするようになりました。 時が経つにつれて2匹の密接具合は増していき、一緒に寝ている姿は本当に可愛かった。 しかし長く続くと思った2匹の時間はにゃぽさんがガンを患い5年で終わってしまいます。にゃぽさんの最後を看取ったのはアトムでした。 それからのアトムは、にゃぽさんが居なくなった寂しさもあったのか、とても甘えん坊さんになりました。 このままアトム1人っ子でもいいかな?とも思ったのですが、またまたご縁があり、にゃぽさんを見送ってから8か月後にくーにゃんという女の子を迎えることになりました。 今度はアトムがくーにゃんに甘えられる番! くーにゃんはアトムが大好き❤ アトムは優しいお兄ちゃんになったね。 でも、お兄ちゃんも甘さていいんだよ。 甘えん坊アトちゃんが大好きだよ❤️