STORY with PET ストーリーウィズペット

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かけがえのない存在

To:にゃあ

From:ねこまま

ハチワレのオス10歳。出会いはお風呂屋さんへ行く道のり、足に飛びついてきたので可愛くて抱き上げました。肩に顎を乗せて気持ちよさそうにしてくれたと思ったら降りたがったので降ろすと、隅っこで眠り始めそのままにしておけずお風呂に行くのをやめ自宅へ連れて戻りました。よく見ると両方の鼻から黄色の鼻水が口まで垂れていました。台風のせいで風邪をひいたのでしょう。その頃の主人は猫に対して「食べて寝るだけの生き物」という存在でした。野良猫は「ばい菌だらけで汚い」ものでした。連れて帰っても「捨ててこい!」と怒られるのを覚悟しましたが、まだ子猫だったのと私の猫好きに免じて病気を治して里親を見つけるまでの期限付きで飼うことを許してくれました。しかし、部屋の中には入れてもらえず日中はベランダ、夜は脱衣所で過ごしていました。ですが、子猫は機嫌よく過ごしてくれていました。主人はお風呂に入るため脱衣所に行くと「おっ!にゃあ元気か!?」と話しかけるのが日課になっていました。風邪も治り里親探しをせかされていましたが、ある日帰宅すると思いもかけない光景がありました。なんと主人がソファに座り膝に子猫を抱っこしているではありませんか。「部屋に入れていいの?」と聞くと、「うん」と「もしかして飼っていいの?」と聞くと「しゃあないやろ」と言ってくれました。私は嬉しくて万歳三唱しました。そして、心の中でガッツポーズをしました。実は最初から飼うつもりで里親探しはしていませんでしたから(笑)にゃあと呼びかけていたので名前はにゃあにしました。それからはキャットタワーやらおもちゃやらを揃え、ドライブや旅行にもにゃあを連れて行ってくれました。その半年後、生後3日のオスメスの兄弟をなんと主人が保護しました。その半年後、私にがんが見つかりました。にゃあ達の存在が私を強くしてくれ、なんとか生き延びております。その半年後、にゃあが右前脚を骨折しました。私はトイレとお風呂以外付きっ切りで看病しました。2ひきの兄弟猫たちもそっと見守ってくれました。今は4匹に増えにゃあも元気に走り回っています。主人に「猫を好きになれて良かった?」と聞くと「うん!」ですって(笑)

大好きアトムくん❤️

To:アトム

From:もりりん

アトムは東北大震災の翌月、2011年4月17日(獣医さん推定)に静岡県熱海市のマンションに住み着いていた外猫の黒猫ママさんのもとに産まれました。 しかし、アトムは産後まもなく目が開くか開かないかくらいの雨の日に妹のゆきちゃんと一緒におきざりにされてしまいます。 その様子を見ていた友人が、しばらく黒猫ママさんが帰ってくるかと見守っていたそうですが、黒猫ママさんは雨で匂いが消されたのか戻ってくることはなく、残された2匹は友人に保護されることになりました。 その頃、我が家では先住猫(にゃぽさん)のお留守番の時間が長くなったので、遊び相手を探しはじめたのですが、東北大震災が起き探すのを中断していました。 そんな時にたまたま熱海に用事で出かけたところ、タイミングよくお友達から「子猫を保護しているんだけど飼ってくれる人いないかな?」とメールが届き、その日のうちに会いに行くことになりました。 その子猫の男の子がアトムでした。 初めて会ったアトムは可愛いというよりは歌舞伎役者のような綺麗な猫ちゃんでした。 正直言うと先住猫さんがキジトラだったので、2匹目はキジトラ柄の長毛さんを探していた関係もあり、びびびっとはこなかったのですが、これも何かのご縁ということでアトムを迎えることになりました。 初めて我が家へやってきたアトムは初対面の先住猫にゃぽさんに思いっきり「シャー」という歓迎を受けたものの、にゃぽさんをお母さんの様に思ったのか、怒られようが蹴られようが積極的につきまとい、時にはにゃぽさんのオッパイに吸い付こうとするようになりました。 時が経つにつれて2匹の密接具合は増していき、一緒に寝ている姿は本当に可愛かった。 しかし長く続くと思った2匹の時間はにゃぽさんがガンを患い5年で終わってしまいます。にゃぽさんの最後を看取ったのはアトムでした。 それからのアトムは、にゃぽさんが居なくなった寂しさもあったのか、とても甘えん坊さんになりました。 このままアトム1人っ子でもいいかな?とも思ったのですが、またまたご縁があり、にゃぽさんを見送ってから8か月後にくーにゃんという女の子を迎えることになりました。 今度はアトムがくーにゃんに甘えられる番! くーにゃんはアトムが大好き❤ アトムは優しいお兄ちゃんになったね。 でも、お兄ちゃんも甘さていいんだよ。 甘えん坊アトちゃんが大好きだよ❤️

私のエンジェル

To:らら

From:ららママ

雨上がりの夜、川の土手を自転車で走っていると赤ちゃん猫の鳴き声がしました。自転車を停めて捜してみると2匹の赤ちゃん猫が必死に草むらの中をもがいています。2匹を抱き上げましたが、まだ微かに声がします。もう一度土手を降りてみるともう1匹が大きな石に向かってもがいています。 もしかしたら母猫が戻ってくるかもしれないと1時間程待ちましたが結局現れず。猫は小さい頃から大好きで今までも何匹か保護してきました。 でも、この時家族で住んでた家はペット不可の賃貸なので飼えません。猫たちを抱っこしながら知り合いに電話しましたが飼えそうな人はいなくて。でもまだ目も開いていないどころか、へその緒も付いたままの仔達。このまま死ぬとわかっていて立ち去ることも出来ず、結局家に連れ帰りました。 翌朝1匹が亡くなり、もう1匹も1週間後に亡くなりました。 体が一番小さかった最後の仔もミルクが飲めず衰弱しています。それまでにも動物病院へ相談しましたが、小さすぎて何も出来ないと断られていました。このままでは明日までもつか分からない。もう一度動物病院に何件も電話して助けを求めたら、何か出来るか分からないけど、取り敢えず連れてきなさいと言ってくれる病院に出会えました。 やはり生まれたばかりの仔に薬や注射をするのは危険だけど、このままではどちらにしてももたない、なので少しだけ薬をあげてみようと処置してくれました。 そこから少しずつ良くなり、暫くの間は2,3時間置きにミルクをあげる日が続きました。 長いことペット禁止の家で飼う事は出来ないので、この機会に一人暮らし始めました。 先に旅立った兄弟の分まで力強く生き、13歳で虹の橋へと旅立ちました。ずっと一緒でした。淋しいと思ったことは一度もありません。楽しかった。本当にららと過ごせて私は幸せでした。 それ以前も今も保護猫たちと暮らしてますが、ららは特別な仔です。私を守り愛してくれた、エンジェルです。ありがとう、らら。またいつか一緒に生きたいな!!

こんな日がくるなんてね(^_-)

To:ちょび様

From:YYパンダ

ちょび様が、我が家にやってきたのは、2001年のこと。 当時、友人が、野良猫母さんと4匹の子にゃんこのお世話をしていたのです。 そんなある日、野良猫母さんが、一匹の子にゃんこと共に、車にひかれて亡くなっているのを発見。 慌てて、元いた場所を確認に行くと、残っていたのは、一匹の仔猫。 後の二匹は、捜しても捜しても、みつけられなかったらしい。 恐らく、屋移りの途中で事故にあったのではないかな。 そして、一匹だけ取り残された仔猫が、我が家にやってきた。 それが、ちょび。 まだまだ、ミルクと離乳食だったのに、こいつが、とんでもない気性の激しい女王タイプでした。 いつしか、様づけで呼ぶようになりました。 とにかく、気に入らなければ、噛みつく引っ掻く。 物を破壊する。 それまでに、猫は、何匹も家族にしてきたけれど、圧倒的にずば抜けて、身体能力が高く野性的。 ありとあらゆる手段で、脱走する。 5年立っても、10年立っても、機嫌が悪いと、飼い主の私にも、触らせなかったちょび様。 そんなちょび様も、一緒に暮らしていたニャンズが、次々と虹の橋を渡り。 とうとう、猫は、ちょび様一匹になってしまいました。 一匹になった途端に、まるで、猫が変わったようになのか? 今さら猫をかぶることを覚えたのか?(笑) 甘えてすり寄ってくるようになりました。 ちょび様……16歳の春のことでした。 それからは、布団に入ってくるようになったり、抱っこを求めてきたり。 まるで、飼い猫のような・・・(笑) 行動をとるようになりました。 そんなちょび様。 もうすぐ。 令和元年5月5日で、19歳になります。 まだまだ、( ^∀^)母ちゃん、たっぷり愛しちゃうからね。 ちょび様、覚悟をおし(^∇^)

大好きなチョコへ

To:チョコ

From:チョコママ

虹の橋の話は知っているけど、本当に天国で待っててくれるのかな? 子供を授からなかった私たちにとって大事な長女だったチョコ。抗がん剤の吐き気にも耐えてたのに、たった1個の薬で突然逝ってしまって半年、毎日涙の枯れる日はありません。でも14年一緒にいた他の子(犬)たちも辛いから隠れて泣くようにしてるよ。近所に貰われたチョコの産んだ子の一匹が先に癌が見つかって、その1ヶ月後にチョコにも癌が…きっと親より先に死んだらダメだよってカフェ君にかけた言葉、聞こえちゃったんだね。先に行って待っててあげたんだよね。2匹で一緒にいるといいな。 犬の心と体が決めた旅立ちの時を尊重するって言葉を本で見たけど、あまりにも苦しませて、何で苦しいのかわからないから、一生懸命そばに来てさすってもらおうとして… 何もしてあげられなくてごめん。安楽死の時も辛くて見てあげられなくてごめん。助けてあげられなくてごめん。 今もチョコが部屋にいる気がするよ。いつも私のストーカーで見ていてくれたチョコ、寝るのも待っててくれたチョコ、追いかけて川に飛び込んだ事もあったね。 次の子は亡くなった子が紹介してくれるらしいけど、出来たら生まれ変わって戻ってきて欲しいな。 誰も悪くない、病気に取り付かれたのが運命。でもただ会いたくて仕方ないんだよ。 大好きなチョコ、大切な大切なチョコ。また会えるよね?すべてのペットロスの人たちの心が少しずつでも癒されますように、私も書く事で少しだけ前を向きます。ありがとうチョコ。

のんびりすごそう

To:ブッチとくろこ

From:るんたた

外の保護ねこだった兄妹、白黒ぶちのブッチと黒猫くろこ。いつも仲良しでくっついていました。暮らしていた納屋のあたりが、道路拡張工事で取り壊されると聞いて、我が家に来てもらおうと、家族で大奮闘した甲斐があり無事家ねこに。大ねこなのに日に日に甘えん坊ぶりが明らかになるブッチ、いつまでも怖がりでケージからなかなか出てこないくろこ。半年を過ぎて、ようやくケージから出てきたくろこの口臭がかなり強いので、意を決してお医者さんへ。これが驚くことばかりで。まず妹ねこと思っていたのに、実はけっこうお婆ちゃんだったこと。口内炎どころか奥歯はもう抜けてしまっていて腫瘍になっていること。そしてたぶん猫エイズのキャリアであること。外にいたねこたちを迎えたのだから、多少の病気は承知の上だったけれど、治らない症状があるのは悲しくて申し訳ない思いでした。でも先生はこの先の毎日に支障がないような鎮痛剤を処方してくださり、ブッチとも相変わらず仲がよく、痛みや不調がなくなったくろこは最近とてもご機嫌です。外の過酷な暮らしよりはのんびりできるだろうから、ふたりには「何もしない暮らし」を楽しんでほしいです。

パパとママより

To:春助さんと望希さん

From:うえさんパパ

私たち夫婦には子供がいない。夫婦だけで2人で生きていこうと決めた時に嫁様が『犬を飼いたい』とぽつりこぼした。そうして保護犬サイトでワンコ探しを始めて、我が家に迎えたのが春助(シュンスケ)と結希(ユイマ)。 だけど私たち2人ともワンコを飼った経験がなく悪戦苦闘の毎日。 本で勉強しながら見よう見まねで夢中で世話をして、何もかもが初体験だった。 初めて散歩に行ったこと。トイレが出来たこと。初めてのお留守番が不安過ぎて1時間で外出を辞めたこと。シュンスケが初めてフード吐いたこと。何があればすぐ病院に連れて行ったこと。ティッシュペーパーぐちゃぐちゃにしたこと。いきなり寝言を言ったこと。ぺろぺろずっと私を舐めてくること。ずっと私のお腹で寝てること。嫁様の服をぼろぼろに噛むこと。ユイマの声帯が切られていたこと。保護した時に臭すぎて2回もお風呂に入れたこと。一緒にキャンプに行ったこと。家族で旅行に行ったこと。毎回君たちの誕生日を祝えること。君たちの寝てる姿みてたら涙でちゃうこと。 未熟な私たちで本当に君たちには迷惑をかけてしまったね。 私たちは君たちのおかげで夫婦から家族になれたんだ、私たちをお父さんとお母さんにならせてくれてありがとうね。シュンスケの後をピトピトついていくユイマ。2匹の兄弟の様な姿が嬉しく思います。 心から思うことはシュンスケとユイマに育てられたこと。 『ユイマとシャンスケをしっかりと育てるぞー!』 と意気込んだんだけど、気がついたら私たちの方が君たちに沢山のことを学んでいたよ。 君たちとの出会いは私たちにとって暗闇のトンネルから抜け出すような 明るい未来を感じる出来事だったんだ。 本当に出会ってくれてありがとう。 春助、結希の文字通り、 春が来るように私たち家族の希望を結んでくれました。 感謝。 これからもずっと一緒にいようね。 これからも私たちのもとに 来てくれた恩返しをまだまだしたいと思います。 大好きな 春助と結希へパパとママより。

4倍濃縮の時間

To:こみ

From:とも

縁あって、うちにきてくれた子猫。想像をはるかに超えて元気、元気、元気。1匹でうちに来てくれたので、その元気には人間がこたえねばと思うのだけど、人間はなかなか理想どおりに動けなくて反省しきりです。そんなふうに元気に毎日を過ごしていると、先天的な疾患があることもつい忘れそうになってしまう。こうしてずっと、何十年も一緒にいられるように(願いも込めて)思ってしまうのです。なので人間はそのたびに、「猫の1日は人間の4日」と頭のなかで繰り返して、今の時間を大事にしようと考えます。これからも元気で遊び回っていておくれ。ただ、賃貸の家なので、適度に手加減してもらえるとうれしいです。

今は元気に

To:そう

From:とも

家族ではなく、私自身が迎えた初めての猫。譲渡会で初めて会ったとき、その目がとても印象的でした。小さい身体なのに、びっくりするほど大きな声でゴロゴロとのどをならしてくれて、人間たちはそのたびに幸せな思いに包まれました。キジトラ模様や手足の黒い肉球、長いしっぽのかわいさも、そうに教えてもらった。そして、FIPという病気のこわさや、猫が健康に生きていくことの難しさもそうが教えてくれた。そんなこと教えてくれなくてもいいからもっとずっと一緒にいたかったなあと、今でも思います。一生をあっという間に駆け抜けてしまったけど、今は空なのか地上なのか、どこでもいいけどどこかで元気に走り回っていてほしいと願います。

21年、おつかれさま

To:しん

From:とも

初めて会ったときは足もおぼつかないような赤ちゃんだったのに、会うたびに子供になり、お兄さんになり、おじいさんになっていった。でも、私にとってはずっと、弟みたいなかわいい子でした。若い頃は会うたびに私にフーシャーいっていたけど、年を重ねてからは私の腕枕で寝てくれることもあった。艶のある黒い身体に、白い毛が混じるのもかわいかった。時間の流れを豊かに感じさせてくれた猫でした。21年間もがんばって生きてくれて、人間は幸せな思いをさせてもらいました。

おひざにのせてください♡

To:シャマラン

From:ねこ道楽

おひざに乗りたい 背中にも乗りたい だっこしてー あそんでー ワガママで甘えん坊の男の子

私の宝物

To:アレックス

From:ねぇちゃん

シュナウザーが苦手だった私がアレックスを迎えたい!と両親に頼み込んだのが懐かしい。トリミングスクールのモデル犬だったアレックス。スクール生だったねぇちゃん。里親に出されると聞いて何故か手を上げた。 理由は、、覚えていない。 ご縁だったんだよね?! それから約17年。いつも一緒にいてくれたアレックス。居て当たり前だと思ってた。 ただ居なくなる恐怖心は人一倍あったけど お別れはくるんだね。 いくら呼んでも いくら願っても いくら泣いても アレックスには会えない。 この寂しさともどかしさは拭えない。 時々はねぇちゃんの夢に遊びにきてね。 『ねぇちゃん!僕元気だよ!』って 元気な姿見せてほしいな。 大好きな大好きなアレックスへ 愛を込めて

アイリッシュジャックラッセル

To:Benjamin

From:Reiko

 思えばあなたとの出会いは、ぱっとしないものだった。当時あなたが住んでいたスイスの乗馬牧場であなたはたくさんの犬の中でたった一匹孤立し、警戒心を剥き出しにゆき交う動物や人間を眺めていた。アイルランドからスイスに連れて来られたあなたは、次から次へと色んな人に引き取られては、相性が悪い、と また牧場に戻されていた。繊細なあなたの心は傷付き、擦り減り、人間を信用できなくなっていた。そんなあなたが可哀そうで、本音を言うと、同情心からあなたを家族に迎え入れた。  我が家には子供が二人いて、初めてのペットに家族みんなが大喜びした。だけど、子犬の頃に傷付いたあなたは事あるごとに牙を剥いた。己を護るように攻撃的な態度を取り、子供たちに噛み付くことも多々あった。引き取ったことを後悔した日も数知れず・・・もう、これ以上は無理だと諦めかけたことだってあった。だけどあなたは家族の一員。ペットであろうと、家族を見捨てられるわけがない。それに子供たちも、何度痛い目にあっても、あなたを嫌ったりしなかった。何度でも笑顔で『ベンジャミン』とあなたを呼んで手を差し伸べた。  あなたはとても賢い子で、それをちゃんと分かってくれた。賢くて、臆病で、それでいて仲間思いで、寂しがり屋で。一緒に暮らした十八年間、色んなことがあったね。笑ったり、泣いたり、一緒に旅行に行ったり、皆で日向ぼっこしたり。子供たちも成人し、私が心細かった時も、あなたはずっと傍にいてくれた。あなたがよぼよぼのおじいちゃんになっても、懸命に隣を歩い支えてくれていた。同情から踏み出した私たちの道は、いつしか、かけがえのない、深い絆に育っていた。  いずれ、歩くこともできなくなったあなたに、大好物のご飯を作って、何度も囁いた。『ありがとう』と。『もう、大丈夫だよ』と。あの日、あなたは安心したように、最後の吐息を零して眠りについた。掛ける言葉はただただ『ありがとう』。ここまで頑張ってくれてありがとう。家族になってくれてありがとう。たくさんの素敵な思い出を、たくさんの笑顔を、本当に、本当に、ありがとう。

牛猫りりぃ

To:リリィ

From:さやか

猫は気まぐれというがなかなか的を得ている言葉だと思う。我が家の猫リリィは生後1ヶ月くらいで保護され知人伝いにやってきた。黒白のまだら模様でか細くミャーミャー泣く姿を見ると居ても立っても居られず家族みんなで世話をして猫が早く我が家になれるように手を尽くした。しかし愛情が強すぎたのかリリィは全然懐いてくれなかった。「猫は膝にも乗るもの」これは数多の猫飼いが言っているではないか。わたしも膝にリリィを載せたい。是非ともやらなくてはと思いさっそく寝ているリリィの側に近づき膝に乗る流れをつくる。内心ドキドキして待っているのに一向にリリィは振り向いてくれない。こうなれば無理やりと思い「えいっ」と載せるがリリィはすっ飛んで逃げてしまう。せっかく猫を飼ったのに膝にすら乗らないなんてこれでは飼い猫の意味がないのではないか。もしかしたらまだ愛情が足りないのかもしれない。きっとそうだと思い膝乗りへの特訓は日課となった。そんな折、リリィの調子が悪くなった。いつもご飯をがつがつ食べていたのにめっきり食も細り家中の人目につかない場所に潜り込み寝てばかりいるようになった。風邪でも引いたのかもしれないと思い、慌てて近所の病院に駆け込むと、先天性の再生不良貧血と心臓病と診断され安楽死を勧められた。ショックだった。いくら懐かない猫でもあんまりではないか。これから絆を深めようと思っていた矢先に目の前が真っ暗になる気持ちだった。なんとか治療できる病院はないのかと家族みんなで動物病院を探しまくった。早くしないとリリィが死んでしまう。みんな必死だった。1週間くらい探し続けようやく診てくれる先生を見つけた。薬も見つかったが長く生きて5年でしょうと言われてしまった。5年なんてすぐではないか。私は途方にくれた。たくさん悩んだけど結局リリィが精一杯幸せに過ごせるようにしようと皆できめた。我が家に来て良かったと思える一生にしたいと思った。あれから5年。今年リリィは5歳になる。毎日薬を飲んでいるので、すこぶる健康だ。ご飯もモリモリがつがつ食べて体重も6キロ超え絶好調だ。毛の色が黒白だから寝ている姿など牛そっくりになってきた。相変わらず抱っこは嫌がるし、膝にも乗れない。でも家族の誰かが帰ってくると玄関まで出てきてお迎えをするようになった。猫は気まぐれだからしょうがない。いつか牛猫が近づいてくれる日を心待ちにしている。

ロア君からの贈り物

To:ロア君

From:くすきよ

初めて保護犬をお迎えしたのがシニアの黒パグのロア君だったね。ミニちゃんを失って毎日泣いてばかりの生活が一変。甘えん坊のあなたが可愛くてお出掛けも沢山したし、足腰鍛えなきゃってプールや鍼やマッサージも通ったよね。 お迎えしてたった2カ月で、大きな病気が見つかるなんて考えてもいなかったよ。10歳の身体で4回もの手術に耐えて偉かったね。ネットで病気の事調べて、余命半年なんて信じたくなかった。 できる限りの事をしてあげたかった。代わってあげられるなら代わりたかった。 ウチの子になって、たった8ヶ月でお空にお出掛けしちゃったね。腫瘍が肺に転移してからは、本当にあっという間だった。 まだまだ出来る事あったかもしれないのに…もっともっと一緒にいたかったのに。 最初の手術の後、病気の再発もなく箱根に温泉旅行に行ったね。普段おっとりしたロア君が嬉しそうにはしゃいでたの覚えてるよ。楽しかったね。 ロア君と会えなくなったのはとても悲しいけど、ロア君が辛かった時間が短くて良かったって今は思えるよ。 いいとこ取りのロア君へ…私たちを最後のお家に選んでくれてありがとう。ロア君が繋いでくれたご縁で、いまでは2頭の新しい保護犬をお迎えして毎日賑やかだよ。 たまには遊びに来てね、放浪癖があるから期待してないけどね。 ロア君…ずっとずっと大好きだよ。

いつまでも一緒にいようね

To:花

From:花ママ

花、いつも一緒にいてくれてありがとう。 あなたに出会ったのは、ちょうど4年前。あれからあっという間に時間が過ぎた気がするよ。 あなたが来て、半年たった年末、数時間、留守にして家に帰ったら顔がお岩さんのようになっていて。体を見たらぶつぶつが出来ていて、これは大変!と思い、とりあえず病院に駆け込んだよね。急性のアレルギーショックを起こさなくて本当に良かったよ! またある日は、朝見たら目が白く曇っててビックリしてそのまま病院に駆け込んだよね。草むらが大好きだから、葉っぱが目に当たって傷ついちゃったよね。翌日からは、毎日、5,6回点眼をお互いに頑張ったよね。 またある日は、引きつけを起こしたように息をすっていて死ぬんじゃないかと思って。夜間救急に電話して、動画を撮影して、駆け込んだよね。そしたら、「逆くしゃみですね…」って言われちゃったよね。 いつもドキドキが止まらず、すぐに病院にかけこむ心配性のママだけど、もっともっと知識をつけて花のことを理解できるように頑張るからね! だから今日は、昨日からおしっこの色がオレンジっぽい?って思ったけど、いきなり駆け込まず、ちゃんと調べて採尿して狂犬病の注射を打つときに一緒に病院に持って行ったよ。 安心して頼れるママになれるよう知識をつけなきゃね。だから、いつまでも一緒にいようね!チョイベロ姿を、これからもずっと見せてね(*^o^*)

私のボクの話

To:ボク

From:みなえ

チャメを投稿した同一人物です。チャメの後に我が家に来た、もう1匹の犬のボクの話をします。 この子は私が大学生になった頃、昭和40年頃に、姉が近所の酒屋さんで産まれたわんちゃんの中から1匹連れて来ました。そのため、姉が名前「ボク」と付けたので由来はわかりません。 スピッツの雑種で、本当に真っ白。顔立ちも良く、とてもキレイな犬でした。性格がどちらかというと穏和ではなかったです、家族以外の人には慣れず寄られるといつも怒っていましたね。なので散歩の時とか、家に家族以外の人が来るときは大変でした。家族の中でも、私が一番だったようで、私の言うことにはいつも聞いてくれました。 私が大学を卒業し、仕事をするようになり、なかなか面倒を見れないことがありました。今は液体とか飲み薬がありますが、当時はフィラリア予防が注射で毎年獣医さんのところへ注射を打ちに行かなくてはならなかった時代です。 たった一夏、フィラリア注射をしなかったせいで、フィラリアにかかりボクは8歳で死にました。というのは、私が仕事でどうしても家を空けなくてはならず、面倒を頼んだ家族が注射をしなかったからです。ボクは、私の目の前で突然、興奮しクルクル回りながら倒れそのまま死にました。 私はこのことが本当に、今でもショックです。その後は、仕事をしていたのでかなりの期間、犬を飼えなかったのですが…。今は家族と共に、1匹の犬と暮らしています(ちなみに、前に投稿されているクーたんと黒のナナと白のナナです。この3匹は娘が投稿しました)。 どんな子でも私人間と同じドラマがあります。このような話の投稿が寄付に繋がるとのことでご協力をさせていただきます。写真も、話の時代も古いですが。

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投稿写真・STORYについて

このページに表示されている投稿内容は、アニマル・ドネーションが主催する「STORY with PETキャンペーン」の寄付活動の一環として投稿されたものです。
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