コロナがくれた大事な時間

To:もぅちゃん

From:もぅちゃんママ

もぅちゃん今月14歳になるね。 ママがお仕事だから毎日最低12時間パピーの頃からひとりでお留守番してくれてたね。 コロナの感染拡大に伴いママはおうちで お仕事する事になったんだよね。 ママがお仕事してる足元でずっとスヤスヤ寝てる安堵の時間。 邪魔する事もなくもぅちゃんの穏やかな寝顔を見ながら不謹慎だけどずっと一緒に過ごせるのがとても嬉しく思ってたよ。 在宅勤務も5ヶ月を過ぎた頃もぅちゃんの 右鼻が腫れてきてすぐお医者さんへ行ったんだよね。歯肉に腫瘍ができてて取って検査をしましょうって。 13歳まで大きな病気もなくお散歩大好き元気いっぱいだったもぅちゃん。 腫瘍の切除手術をして病理検査をして結果が出るまでママは良性の腫瘍でありますようにと願っていました。 結果は扁平上皮癌と言う癌。 お医者様から「この癌の完治はありません。残りの犬生を少しでも長く穏やかに過ごすための有効な治療は放射線治療です。」 先生の説明を聞きながら涙がポロポロ。 大学病院で放射線治療がはじまってママは不安だったけどもぅちゃんは元気に戻って来たね。3回目の放射線治療の頃には鼻の脱毛もかなりすすんで悲しい気持ちになったけど大好きなお散歩を楽しんでる姿を見れて一緒に頑張らないとって思ったよ。 1年くらい前からクシャミをいっぱいしてたね。花粉症かぁ〜なんてママは笑ってたけど病気のサインだったなんて。 気付かなくてごめんねもぅちゃん。 在宅勤務でもぅちゃんの様子を見守れる事。もぅちゃんなりに一緒に過ごせるこの時まで発病するのを待ってたのかな?って最近思う。コロナで引きこもり生活はママともぅちゃんにとって大事な時間になってるね。 コロナがおさまったらまたいっぱい2人旅しよね。ママがついてるから絶対大丈夫。