もっと一緒に

To:なな

From:ゆうか

9歳のとき、ミニチュアシュナウザーのななと出会いました。 小さい頃から動物は好きだったけれど、小さいからこそ、小さな命に対して、どう接したらいいのか、どう仲良くなれるのか全然考えれなかったのです。 触れるときも、雑であったり、痛めつけてしまったこともありました。 ななはとても優しくて、仲良くしてくれて、そんな優しさに甘えてしまったのかもしれません。 ななはすごく優しくて、可愛くて、犬のくせに猫みたいな気ままな性格で、ちょっとぽっちゃりな子でした。 ななが10歳のとき、散歩中に、最近近所に引っ越してきた大型犬に、噛み付かれてしまったのです。そのとき私は高校生で、学校の寮に住んでおり、母から電話で聞きました。 電話では、母のすすり泣きの声とともに、 「ななが…ななが…死んじゃった…」ということだけ聞き取れました。 私はなんかの冗談だろう、まだ10歳なのにと思っていて、でもそれは勘違いでした。 寮から速攻でタクシーを拾い、家に帰りました。 家にはななの姿はなく、母と父だけがソファーで座っていました。 動物病院になながいることを知りました。 翌日、動物病院の方から段ボールを受け取り、そのままペット火葬所へ。 泣きながらななを見送り、骨だけになったななを見つめ、ひたすら泣きました。 ただただ、ななごめん、ななごめん。 もっと一緒に仲良くしたかった。 本当にごめん、とひたすら思いました。 今の私がいるのも、ななと一緒に過ごせた時間があったから、 本当にありがとう。 もう一度ななにあいたいです。 暗い感じで申し訳ありませんが… ペットは本当に大好きです。 今は猫2匹と暮らしています。 もっと動物たちのために、自分ができることを、していきたいですね。